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【連載 第3/3回】オススメなパソコンの買い方【あなたにとって最適な1台】

スマホ、パソコン、IT

前回は、「4つの部品のそれぞれの役割」についての話をしました。

最終回は、各部品の選び方について説明していきます。

おさらい:「4つの部品」の選び方

前回で比較した2つのパソコンですが、違いを挙げたのは以下の4部品でした。

  • CPUは「頭脳
  • ストレージは「本棚
  • メモリは「
  • グラフィックボードは「画像処理

今回は、この各部品の差をどうやって見分けるのかを解説します。

なお、最初の説明は ”CPU” からですが、いきなり「最初で最大の関門」になります。
なかなか理解が追いつかない事もありますが、ここさえ解ってしまえばあとは何て事はないです。

パソコンの中身と各部品の見分け方

デスクトップパソコンの中身は、おおよそこんな感じになっています。
マザーボードを母体にして、各部品が搭載されています。

出典:Gakken キッズネット

【補足】

  • 「ハードディスクドライブ」=「ストレージ」です。
  • 「メインメモリ」=「メモリ」で、この図ではメモリが2枚搭載されています。
  • 冷却ファンの左側の部品が「グラフィックボード」と考えてください。
    (マザーボードに対し、垂直に搭載されている緑色の板)

ざっくりと「こういう感じで部品が詰まっているんだな~」程度の理解で良いです。
では、各部品の見分け方を説明していきます。

「CPU」の見分け方

CPUは「パソコンの頭脳部」と呼ばれる部品で、CPUでパソコンの性能(速さ)がほぼ決まります。

インテル社には「Core i シリーズ」というCPUがあり、今のパソコンはこのCPUが搭載されている事が多いです。

Core iシリーズには、「世代」と「グレード」が存在します。

発売年201620172018202020212021後半
世代第7世代第8世代第9世代第10世代第11世代第12世代
グレードCore i9Core i9Core i9Core i9
Core i7Core i7Core i7Core i7Core i7Core i7
Core i5Core i5Core i5Core i5Core i5Core i5
Core i3Core i3Core i3Core i3Core i3Core i3

・世代が上がると、前世代のものは必然的に価格が下がります。
・グレードは「Core i3 → Core i5 → Core i7 → Core i9」の順で、性能と値段が高いです。

またインテル社のCPUは”Core i”以外にも別の「シリーズ」があります。

  • Pentium(ペンティアム)シリーズ
  • Celeron (セレロン)シリーズ

などで、「Celeron → Pentium → Core i」の順で、性能と値段が高いです。

CPUはもっと細かな種類がありますが、ここではざっくり説明しました。
「シリーズ」「世代」「グレード」がある事を意識して頂ければと思います。

安いものは安いなりの理由があります。
激安パソコン!お買い得!定価の〇万円引き!」などの広告にすぐに飛びつくと、ずいぶん前の世代のもの(売れ残り)だったりします。

【まとめ】(インテル社の場合)

  • 世代が新しいほど、性能と価格が高い。
  • シリーズは「Celeron → Pentium → Core i」の順で性能と価格が高い。
  • グレードは「Core i3 → Core i5 → Core i7 → Core i9」の順で性能と価格が高い。

ちなみに、比べて性能が劣るというだけで、粗悪なパソコンという訳では決してありません
僕もCeleronパソコンを愛用してますし、性能に納得し、自分の用途にあったCPUを選択する事が大事です。

確かに、高性能なCPUは早くて良いのですが、ネットやWord、Excelだけに使うのは明らかに性能を持て余してますよね。それなら、その分のお金を別の活動資金にまわせば良いという考えです。

ちなみに僕のPCは、

  • デスクトップ「第8世代 Core i5」(2018年購入)
    ・動画の編集は動作が少し重いですが、編集できない事はないです。
    ・最近、Windows10 → 11にアップしましたが、動作が重かったので10に戻しました。
    ・それ以外は毎日重宝しており、ブログ編集・写真の編集は問題ないです。
    ・新品本体のみ(モニター別)で75,000円ぐらいでした。
    Windows10サポート終了(2025年10月14日)までには買い替えかなと思っています。
  • ノート「Celeron G4900」(2018年購入)
    ・外出でのWeb、Youtube視聴、ブログ編集で使っています。動画編集は無理です。
    ・11.6型(A4サイズより少し小さい)、新品で3,5000円とお買い得でした。
    ・外出・旅行先ではすごく重宝しています。
    こちらも、Windows10サポート終了までには買い替えかなと思っています。

「ストレージ」の見分け方

ストレージは、「保存容量」と「読み書きの速さ」がポイントです。
当然ながら、保存容量が大きく、読み書きの速さが高ければ値段も高くなります。

でも、昔のハードディスクに比べたら、SSDは十分に速いんですよね。
特別の処理がなければ「保存容量」だけで選んでも問題ないと思います。

ちなみに、僕のデスクトップPCの”SSDの容量”は「240GB」です。
動画ファイルの容量が大きいので「500GB」ぐらいあってもよかったかも知れません。
動画がなければ「240GB」ぐらいで十分でした。

「メモリ」の見分け方

メモリカードは、大体のPCは「カードを2枚」搭載できるものが多いです。
合計メモリが「16GB」というと「8GB×2枚」という感じです。

メモリは後から増設する作業は比較的簡単なのですが、そこまで高い部品でもないので、最初から1枚追加していても良いかなと個人的には思います。

ストレージと同じで、容量が余り過ぎても意味は無いですが「仕事机はある程度大きい方が使いやすい」という考えです。

グラフィックボード

出典:ヨドバシ.com

最後は「グラフィックボード」です。
元からマザーボードに搭載されている(オンボード)ものも多いので、必ずしも購入が必須の部品ではありませんが、

  • 動画編集をストレスなく行いたい方
  • 3DゲームやVRをストレス無く遊びたい方

など、映像系に高速・高画質を求められる方は、後付けで購入しても良いかと思います。
通常使う上では、マザーボードに元々載っているもので十分かと思います。

グラフィックボードには、「CPU(GPU)」と「メモリ」が搭載されており、性能に比例して価格が高くなります。

部品選びの”コツ”がつかめましたか?

以上が、4つの部品の選び方の基準になります。

それでも「自分がどういう性能のパソコンを購入すれば良いか?」が分からない部分もあると思いますが、この4部品の違いを知るだけでも、パソコンの見方が変わってきたはずです。

デスクトップにするかノートにするかに始まり、本体の大きさ、CPUの種類、メモリ容量、ストレージ容量を確認し、お財布とも相談しながら決めてみてください。

よくわからないままパソコンを買ってしまい事が無いよう、有意義なパソコン選びが行える事を願っています。

では、また次回に。

関連情報

関連サイトGakken キッズネット
パソコン工房
ヨドバシ.com

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