先日、沖縄旅行に行ってきました。
「どこに行こう。何を食べよう」とネットで事前調査をしてたら、「那覇3大まんじゅう」と言う紹介記事を見つけたので、実際に買って食べてみました。
那覇のまんじゅうとその特徴
きっかけになったのは、沖縄在住の料理研究家「津波真澄さん」の記事 ↓
どのお饅頭も美味しそうですが、特に右側の「の」が気になります。
どういう意味やろ?
出典:カラふる「行列のできる那覇3大まんじゅうを食べ比べ」
この3種類のまんじゅう、いずれも共通するのは饅頭の下に敷かれている ”葉っぱ” で「月桃(げっとう)」と呼ばれる植物です。
月桃の葉は、抗菌・防腐の効能があり、爽やかな香りが料理をいっそう引き立てます。
饅頭だけでなく、肉や魚を包んで蒸し焼きなどに利用するそうです。
出典:ウィキペディア(Wikipedia)「ゲットウ」沖縄と月桃
沖縄県では生活に密着したハーブとして浸透している。毒虫に刺されたときに、根茎を切り取って火であぶってから患部にすり込んだり、沖縄産の菓子餅ムーチーは、抗菌・防腐作用があるゲットウの葉で包んで蒸す。
・・<中略>・・
沖縄ではこの他に香り付けを兼ねて饅頭の包装に使用されたり、肉や魚を包んで蒸し焼きにしたりするなど幅広く利用されている。
では、那覇3大まんじゅうを順に紹介していきます。
山城(やまぐすく)まんじゅう
一軒目は「山城(やまぐすく)まんじゅう」。
160~170年とも言われる歴史があり、現在の店主は6代目。
お店は「首里城公園」の近くにあります。
首里城公園内のベンチで頂きます。
あいにく冷めていますが、本当は「電子レンジや蒸し器で温め直して食べてほしい」との事です。
月桃の葉っぱに包まれており、すごく爽やかな香りがします。
皮はコシが強く、あんこは粒あんで甘味はあっさり目です。
「さんぴん茶」と一緒に頂きます。
屋号 | 山城まんじゅう(やまぐすくまんじゅう) |
住所 | 沖縄県那覇市首里真和志町1-58 |
天妃前まんじゅう ペーチン屋
二軒目は「天妃前まんじゅう ペーチン屋」。
沖縄県庁、那覇市役所から10分ほど歩いたところにお店はあります。
台湾で製法を学んで創業し、約100年の歴史があるまんじゅうです。
現在、沖縄県で「天妃前まんじゅう」を専門に販売しているのはこのお店だけです。
そのままでも美味しいですが、冷蔵庫で冷やしても美味しいそうです。
このまんじゅうも月桃の葉が台紙になっています。
上手に表現できませんが、「上品な柏餅」という感じです。
皮が柔らかく、甘味あっさりです。
あんこは”こしあん”でサラッとしています。
屋号 | 天妃前まんじゅう ペーチン屋 |
住所 | 沖縄県那覇市泉崎2-10-14 |
ぎぼまんじゅう
三軒目は「ぎぼまんじゅう」。
ゆいレールの「首里駅」と「石嶺駅」の中間ぐらいにお店はあります。
「レジ袋はいりません、そのままで」と言って受け取ったけど、めちゃ熱い。
手のヒラが赤くなってるけど我慢して撮影しました。
とにかく熱いうちに食べようと、近くの公園で頂きました。
赤字で「の」の字。
ネットで見てビジュアル的に一番インパクトが大きかったおまんじゅうです。
”の”の字の意味は「のし」、つまり「お祝い」の意味だそうです。
これが、”の”の字を書かず白いままだと「法事用」になるそうです。
購入の際には「”の”の字を入れますか?」と聞かれます。
やはり、このまんじゅうにも月桃の葉が敷かれていました。
真ん中から割ってみると、たっぷりのあんこ。でも甘さは控えめです。
一見”あんまん”っぽいですが、あんまんよりもしっかりした生地でふっくらしてます。
これは食べ応えあり。
屋号 | ぎぼまんじゅう |
住所 | 沖縄県那覇市首里久場川町2-109-1-B |
というわけで、那覇ご当地スイーツ「3大まんじゅう」の食べ比べでした。
お店巡りも楽しく、さらに食べておいしい旅でした。
では、また次回に。
関連サイト
参考サイト | この記事を書くにあたって、参考・引用させて頂いたサイト (厚く御礼申し上げます。順不同) ・行列のできる那覇3大まんじゅうを食べ比べ【カラふる(扶桑社)】 ・創業160年とも・・山城まんじゅう【沖縄CLIP】 ・女のコ必見♡わたしたちのお気に入り!【沖縄CLIP】 ・100年間愛され続ける文字と味【沖縄CLIP】 ・ゲットウ【ウィキペディア】 |
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