福岡市西区にある、「叶岳」「高地山」「高祖山」「鐘撞山」の縦走コースを周ってきたのでレポートします。
登山ルート 概要
いくつかの登山口があるので、ここで紹介するのはあくまでも一例です。
レベル的には「初級者~中級者向け」程度だと思います。
下図のように「叶嶽(岳)登山口」から登り、「叶岳」→「高地山」→「高祖山」→「鐘撞山」の順に「今宿野外活動センター」を囲むように周回して、鐘撞山から下るコースです。
以下は、縦軸が標高、横軸が距離を表したグラフです。
「叶岳」への上りと、「鐘撞山」への下りの勾配具合がわかるかと思います。
登山レベルですが、移動距離が8km余りという事で、超初級者ではスタミナ的に少しキツいと思いましたので「初級者~中級者向け」ぐらいに位置付けました。
登山ルートについては、以下のYAMAPページで確認する事が出来ます。
では、写真を交えながら縦走ルートを紹介していきます。
「叶嶽登山口」(出発点) ~「高地山」(中間点) まで
叶岳への登山ルートはいくつかありますが、バス停、駐車場、トイレのある「叶嶽登山口」からスタートします。登るにはここからが一番便利だと思います。
登山口の目の前にある駐車場には20台程度停められます。
また、水洗式トイレもありますので、登る前にしっかり準備をしてください。
標高341mの「叶岳」の山頂近くまで登っていきます。
初っ端から階段と上り坂が続きますが、くじけないでください。
途中、展望の良い所や「ダルマ岩」などの名所(?)もありますので、休憩しながら登ってください。
40~60分程で、叶岳山頂の展望台に到着。
福岡市内を一望できる良い眺めです。
山頂展望台近くの階段を上ると「叶岳神社」(山頂)に到着です。
神社の裏には、”水洗ではない”トイレがあります。
この先は下山までトイレがありませんので、注意。
叶岳神社を出発し、上り下りを繰り返しながら「高地山」へと向かいます。
40~50分ほど歩くと「高地山」山頂に到着です。
標高は419mと一番高い所ではありますが、展望はあまりありません。
休憩所もなく”通過点”と言った感じです。
なお、山頂に着く少し手前には休憩所があり、ソロ・少人数(2~3人)であれば「昼食」が摂れます。それ以上の人数であれば、昼食が摂れるのは「高祖山」の山頂になります。
(高地山~高祖山間は1時間ぐらい歩きます)
「高地山」(中間点) ~「鐘撞山」(下山口) まで
高地山を出発して「高祖山」に向かいます。
今回のルートではこの間が一番距離があります。
また途中には、「今宿野外活動センター」へ下山できるルートが2つあります。
(2ヶ所とも分岐の立札があります)
色々と事情がある場合は、この2か所から下山すれば「今宿野外活動センター」を経て、元の「叶嶽登山口」に戻る事が出来ます。
2つの下山ルートを通過して、高祖山に向かいます。
途中、防空壕に出くわしたりします。
防空壕を通過すると、程なくして「高祖山」に到着です。
高祖山山頂は見晴らしも良く、場所も広いです。
多人数で登るなら、この場所で昼食を摂るスケジュールを立てると良いと思います。
高祖山山頂からの眺望です。
糸島富士の「可成山」が見えます。その右隣は「火山(ひやま)」かな?
高祖山を出発して、最後の山「鐘撞山」に向かいます。
高祖山415m → 鐘撞山314mと、標高が100mぐらい違うのでこの先は下る事が多くなります。
それでも、鐘撞山へのラストスパートは登りがあったりします。
最後は少しキツイですが頑張って。
「鐘撞山」に到着です。
鐘がぶら下がっています。
向こうには海が見えるなど眺めが良いですし、最初の山の「叶岳」も見えます。
下界の”今宿野外活動センター”を軸にして、”コの字”に周回してきました。
鐘撞山から、一気に下界に下ります。
かなり急なので、足元に気を付けて。
傾斜も緩やかになり、無事に下りてきました。
この先、民家を抜けると元の「叶嶽登山口」に戻れます。
こんな感じの周回ルートですが、参考になりましたでしょうか?
危ない箇所に注意し、楽しい1日になる事を願っています。
では、また次回に。
叶嶽登山口への行き方「交通案内・地図」
山名 | 叶岳、高地山、高祖山、鐘撞山 |
所在地 | 福岡県福岡市西区 |
難易度 | ★★☆(初級~中級者向け) |
交通案内 | ・今宿姪浜線乗合バス(「叶嶽宮前」下車) ・叶嶽登山口に無料駐車場(20台程度)、トイレあり |
関連サイト | ・今宿姪浜線乗合バス【福岡市役所】 ・高祖山・飯盛山・叶岳(山の情報)【YAMAP】 |
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