先日、地元の友人に会った時「ウチの職場で ”潜水橋(せんすいきょう)”を知らない人がいて、少し驚いたよ」と話題になりました。
「潜水橋(せんすいきょう)」って何?
いわゆる、こういう橋を言います ↓
水辺からそれほど高くない位置に設置されている橋で、台風などで水位が増すと、潜水、または沈下してしまいます。
ウィキペディアには「沈下橋(ちんかばし、ちんかきょう)」で登録されていますが、河川行政用語としては「潜水橋(せんすいきょう)」が公式の名称みたいです。
沈下橋(ちんかばし、ちんかきょう)は、河川を渡る橋の一種である。堤外地に設けられる橋で洪水時には橋面が水面下になる橋をいう。
出典:沈下橋【Wikipedia】
沈下橋という名称が広く知られるが、河川行政用語としては、「潜水橋」が公式の名称である。
地方により、潜没橋、潜流橋、沈み橋、潜り橋、冠水橋、地獄橋などとも呼称される。
台風などの影響で川が増水した場合は、当然「通行止め」となります。
この橋の場合、遮断機や柵は見当たりませんが、通行止めを示す切り替え式の標識は設置されています。増水時は、鉄パイプ式の柵などを設置するのでしょう。
あなたの住む地域にこういう橋はありますか?
僕の故郷(徳島)では、至ってメジャーなんですが。
現在は道路事情も良くなり、増水時でも渡れる大きな橋も当然あるのですが、僕の幼少の頃は潜水橋がメインの通行道である箇所も多く、増水時の通行止めで大きく迂回する事もしばしばありました。
全国にどれぐらいの橋があるの?
全国に存在する潜水橋の数ですが、ウィキペディアによると、1999年の高知県の調査で、全国の一級河川及び支流には「合計410か所」の沈下橋があるとの事です。このうち県別でみると、高知、大分、徳島、宮崎の順に多く、この4県の合計は全体の57%を占めています。
県名 | 橋の数 | 比率 |
全国 | 410 | 100% |
高知 | 69 | 16.8% |
大分 | 68 | 16.6% |
徳島 | 56 | 13.7% |
宮崎 | 42 | 10.2% |
4県合計 | 235 | 57.3% |
普段は、川遊びなどアウトドアが出来る長閑な風景なんですけどね。
吉野川(徳島県)の中流にある「川島潜水橋」のYoutube動画を見つけました。
増水時はこんな感じで水没します。
では、また次回に。
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