パスポートの新規申請の方法が、令和7年(2025年)3月24日から変わりました。
外務省と福岡県パスポートセンターの情報を元に、従来との違いを解説していきます。
結論を言うと、スマートフォンから新規申請する場合だと、マイナンバーカードとクレジットカードを使用することにより、戸籍謄本と証明写真の提出が不要となり、申請費用も安くなります。
また、窓口に行くのは出来上がったパスポートを受け取りに行く1回だけとなります。
新規申請で変わった点
パスポートの新規申請方法が変わった点を以下に示します。
- 新規申請もオンライン申請ができるようになります。
(スマートフォンからマイナンバーカードとマイナポータルアプリを使って申請します) - 戸籍謄本、証明写真の提出が不要になります。
- 申請~交付までの期間が従来より長く、2~3週間かかるようになります。
(国立印刷局から配送するため) - 申請手数料が変わります。また、オンライン申請の場合はクレジットカードによる支払いが選択できます。
- 窓口に行くのは出来上がったパスポートを受け取りに行く1回だけとなります。
交付手数料の改定(従来と今後)
パスポートの手数料が、次のとおり改定となります。
窓口申請と電子申請では手数料が異なり、電子申請のほうが少し安くなります。
また、電子申請の場合は、クレジットカードによる支払いが選択できます。
パスポート種別 | 従来 | 2025年3月24日 申請受理分から |
10年用(18歳以上) | 16,000円 | 電子申請 15,900円 窓口申請 16,300円 |
5年用(12歳以上) | 11,000円 | 電子申請 10,900円 窓口申請 11,300円 |
5年用(12歳未満) | 6,000円 | 電子申請 5,900円 窓口申請 6,300円 |
残存有効期間同一 | 6,000円 | 電子申請 5,900円 窓口申請 6,300円 |
交付手数料の比較(10年用、新規申請の場合)
パスポートにかかる実質の費用を、以下に比較してみました。
オンライン申請の場合だと、マイナンバーカードとマイナポータルアプリ(スマホ)を使用して申請するため、戸籍謄本と証明写真の提出も不要になります。
従来(窓口申請) | 今後(電子申請) | |
交付手数料 | 16,000円 (現金) | 15,900円 (クレジットカード) |
戸籍謄本 | 450円 (コンビニ申請) | ー (不要) |
証明写真 | 1,000円 (撮影場所にもよる) | ー (アプリ内で撮影) |
その他 | 窓口には2回行く。 | 窓口には1回行く。 また、以下が必要 ・マイナンバーカード ・マイナポータルアプリ ・クレジットカード |
合計 | 17,450円 | 15,900円 |
所感
最近、20数年ぶりにパスポートを新規取得しました。
(オンライン申請ではなく、窓口申請ですが)

今後、何かと煩わしい「戸籍謄本」や「証明写真」の取得が不要になった事を考えると、今回の改正は非常に評価でき、マイナンバーカードのメリットが示された事象であると思います。
こういう感じで、例えば国家試験などの受験申請などにも応用し、申請の利便性向上、また受験料も安くなるなど、申請者側の恩恵が大きくなる事を願っています。
では、また次回に
関連情報
関連サイト | ・福岡県パスポートセンター【福岡県庁】 ・パスポート(旅券)【外務省】 |
●パスポートの新規申請について【概要】編
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