【追記 2026.08.26】
この記事を、Youtube動画にしてみました。動画の方が良い方はこちらを。
古いアルバムや写真の中に、今では会うことのできない家族の写真が残っていませんか?
今回、一枚の古い白黒写真を、AIを使ってカラー化し、さらに動画として動かしてみました。
この写真の存在も、私は最近まで知りませんでした。母が大切に保管していた一枚です。
「この写真が、もし動いたら……」
そんな思いから、AIを使って写真をよみがえらせてみることにしました。
今回使用したのは、「ChatGPT」と「Kling(クリング)」というAIツールです。
なお、私はAI動画制作の専門家ではありません。
しかし、AI動画制作の専門的な知識がなくても、今回のような作品を作ることは可能です。
この記事では、今回実際に行った作業をもとに、
「古い写真をAIでカラー化し、さらに動画として動かすにはどうすればいいのか」
を、できるだけ分かりやすく紹介します。
【本編動画:30秒】
今回使ったもの
今回、古い白黒写真をカラー化し、動画として動かすために使用したのは、次の3つです。
① 元になる写真
まず必要なのは、動画にしたい写真です。
今回は、母が保管していた祖父の古い白黒写真(ほぼセピアですが)を使用しました。

この写真を実際に使いながら、白黒 → セピア → カラー → 動画という順番で作業を進めていきます。
② ChatGPT
AIツールの代表格、おなじみの「ChatGPT」です。
→【公式ページ ChatGPT】

単に、動画作成のアドバイザー役だけではなく、
- 白黒写真をセピア化する
- セピア写真をカラー化する
- Klingでどのように動かすか相談する
- Kling用のプロンプト(指示書)を作成する
- 思い通りにならなかった場合に修正方法を相談する
といった場面で活用しました。この後の章で、実際に私とChatGPTがどのようなやり取りをしたのかも、具体的に紹介していきます。
③ Kling
写真を動画に変換するのが、動画生成AIの「Kling(クリング)」です。
→【公式ページ Kling】

ChatGPTで作成したプロンプトをKlingに入力(貼り付け)して、写真に自然な動きを加えていきます。操作は一見難しそうですが、扱う所は主に4~5箇所です。英語の知識も不要です。
利用料金(課金)について
ChatGPTは無料プランでも利用できますが、今回のように画像の生成・編集を繰り返し行う場合、無料プランでは利用回数などの制限が気になるため「有料プラン (Go)」を利用しました。最初は、無料プランから始めても良いと思います。

Klingも無料で利用できますが、動画生成でクレジットを消費するため課金が必要になると思います。
今回は、動画を確認しながら何度も作り直す事、また完成した動画は、Youtubeで公開する(商用利用の範囲)ため、「有料プラン(Standard)」を利用しました。
Standargプランだと、一番小さなサイズの動画で、20数枚の動画が作成できます。

今回使用したものをまとめると、以下のようになります。
| 使用したもの | 用途 | 今回の利用 | 利用料金 | 課金理由 |
| ChatGPT | 写真の加工、プロンプト作成 | 有料プラン(Go) | ¥1,400/月 | 画像生成等の利用回数を確保するため |
| Kling | 写真の動画化 | 有料プラン (Standard) | $8.8/月 (約¥1,400) | 繰り返し動画を生成・修正するため |
実際に作ってみる
① ChatGPTで、元の写真から枠抜きした写真を作る
まずはChatGPTで、元の写真を枠抜きした写真を作っていきます。
ちなみに、beforeはコレで、

afterはこんな感じです。
beforeの写真より、ズームされてくっきりしていていますよね。

具体的には、ChatGPTにこんな依頼をしました。
1.まず、チャットの「+」部分をクリックすると、写真やファイルが添付できるので、ここに「元の写真」を貼り付けます。

2.そして、ChatGPTに「この写真の枠が見えなくなるまでズームしてください」と依頼します。

(写真を添付して)
この写真の枠が見えなくなるまでズームしてください


(はい、どうぞ)

と、これだけです。
新画像が生成されたら、右クリックして「名前をつけて画像を保存」します。
② Klingで、写真が徐々にズームしていく動画を作る
次は、動画を作ります。
元の写真から徐々にズームしていって、、

ここまでズームされる3秒動画を作成します。

ここでは、ChatGPTにプロンプト(指示書)を書いてもらい、Klingで生成する方法を使います。
1.2つの写真は、すでにChatGPT内で保有されているので、こんな感じで依頼します。

元の写真から、枠が見えなくなるまでズームした写真へと変化するKlingのプロンプトを作ってください。
ゆっくりと3秒ぐらいかけてズームする感じで。

はい、どうぞ
パターン①(おすすめ)
A slow cinematic・・・
zooms into the・・・
disappear from・・・
パターン②(映画風)
The camera slowly・・・
about 3 seconds.
portrait fills the・・・
2.次に、Klingのトップページを開き、「動画生成」のページへと移ります。

3.「動画生成」のページで以下の操作を行い、動画を生成します。
- 開始と終了の写真を指定する
- ChatGPTからのプロンプトをコピペ(コピー&ペースト)する
- 動画のサイズと秒数を指定する(例:横720ピクセル、3秒)
- 生成ボタンを押す(記載の数字は「消費するクレジット数」)

4.生成した動画をプレビューで確認し、OKならダウンロード保存します。

これで、ズームしていく動画が作成されました。
③ ChatGPTで、セピア写真からカラー写真を作る
次はChatGPTで、セピア写真からカラー写真に変換する方法ですが、やり方は白黒写真からセピア写真の要領と同じです。
1.ChatGPTはすでにセピア写真を保有しているので、こう依頼するだけです。

先ほどズームしてもらった写真をカラーにしてください

(はい、どうぞ)

これでカラー写真が出来ました。写真を保存します。
④ Klingで、セピアからカラーに変化する動画を作る
以前と同じ要領で、まずは、ChatGPTにKlingへのプロンプトを書いてもらいます。
1.ChatGPTには、2つの写真(セピア&カラー)が保有されているので、こうお願いします。

セピア写真からカラー写真に変化するklingのプロンプトをください。
時間は3秒ぐらいで

はい、どうぞ
Ver.1(おすすめ)
The old sepia portrait・・・
transformation should・・
memory is quietly・・・・
2.「写真が徐々にズームしていく動画を作る」の時と同じ要領で、動画を生成します。
- 開始(セピア)と終了(カラー)の写真を指定する
- ChatGPTからのプロンプトをコピペする
- 動画のサイズと秒数を指定する
- 生成ボタンを押す

これで、カラーへと変化する動画が作成されました。
⑤ Klingで、人物が動作をする(帽子を触る)動画を作る
最後に、写真が動く動画を作ります。
このやり方さえ覚えてしまえば、あとはこれまでの事の応用です。
ここでは、カラー写真から、人物が帽子を触る動きをする動画(5秒)を作っていきます。

1.ChatGPTにはこうお願いします。

カラー写真から、人物が帽子にそっと触れ、ニコッと笑うシーンのklingのプロンプトをください。
最後は元のカラー写真の動作に戻ってください。時間は5秒で

はい、どうぞ
帽子を動かして笑顔(5秒)
Over 5 seconds, the・・・
The movement should・・
After adjusting the・・・・
2.ここで指定する写真は1枚だけ、プロンプトを貼り付けて、動画を生成していきます。

この後の作業について
あとの作業はこれまでの応用です。
- カラー写真から、セピア写真に戻る
- セピア写真から、元の白黒写真に戻る
なども、これまでと同じ要領で動画を作成できます。
そして、写真や動画の各パーツが全て作成できたら、動画編集ツールでつないでいき、1本の動画に仕上げます。

もちろん、最初からイメージ通りの動画が作れたわけではありません。
何度も生成したり、うまくいかなかった所をChatGPTに相談したりして、少しずつ理想の形に近づけていきました。
また、私自身、英語が得意なわけでも、AIツールに詳しいわけでもありません。
それでも、ChatGPTに相談しながら試行錯誤することで、何とかここまでの動画を作ることができました。今回は、その過程を一つの実験として紹介しました。
AIを使って、昔の写真を少し違った形で残してみたいという方の、何かの参考になればと思います。
では、また。
【本編動画:30秒】

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